7年付き合った彼氏に婚約破棄されて統合失調症になったブログ①

ao
2019年、私は統合失調症と診断された。
けれど、最初のうちは自分が異常だと気づくことはなかった。
私はずっと現実と妄想の世界を行き来する日々を送っていて、やっと現実に戻ってくることができたのは昨年(2021年)の春頃だった。
これから続く投稿は私自身の整理のために現実に起こった症状をまとめたものです。
ハッキング妄想(被害妄想)
始まりは職場でのトラブルだった。
「私のスマホ…ハッキングされてる….」
犯人は同僚男性だった。
さらに女性職員に現金やカードを取られたり、ロッカーを勝手に開けてスマホの履歴を見られたりといった事件が次々おこった。
上司に相談した。
「〇〇さん、それって統合失調症の症状なんじゃない?」
そう、今思えばこれらトラブルは全て私の妄想だったのかもしれない……。
その後も会社の従業員の30人にストーカーされたり、私の知らないうちに….LINEグループで300人に私の情報がシェアされていると思い職場にいるのが苦痛になっていった。
ある日、こんなことが起きた。
「….乳輪大きいんですね」
名前すらわからない用務員の男性従業員にすれ違いざまに言われた言葉だった。
私はパニックになり、その場で激しい口論になった。
….はずなのだが未だにこれが現実だったのか妄想だったのかがわからない。
統合失調症は脳の神経伝達物質ドーパミンが過剰に出てしまって起こる幻覚症状(妄想、幻聴、幻視)です。
それで現実と妄想の区別がつかなくなる疾患なのです。
原因は遺伝的と環境的の2種類あり、妄想、幻聴、幻視が酷くなると日常生活すら送れなくなる程に心身が弱ってしまいます。
日本では3番目に多い精神疾患で100人に1人弱の割合でいらっしゃいます。
これらの投稿は私の精神分裂症の症状によって壊れてしまった私の人生を記録したものです。

この小説は「はせがわたくやさん」に書いていただきました。
ABOUT ME